エンベロープ 投稿者: kaigaifx-trade2022年11月3日2022年12月30日インジケーター エンベロープとは エンベロープとは、FX取引でよく利用されるインジケーターの一つで人気があります。長年にわたってトレードするベテランの中にはエンベロープのみで取引する人もいるほどです。エンベロープは、移動平均線から指定した値で上下に乖離させた指標のことをいいます。移動平均線からの乖離率によって、トレードの判断基準として活用することができます。 表示方法(MT4/MT5) MT4/MT5で表示するには、挿入(I)から 「インジケーター」→「トレンド」→「Envelope」を選択するだけです。設定項目は下記の3つです。 期間 → 14(標準) 移動平均線の種別 → Simple、 Exponential 偏差 → 価格がエンベロープに接触するように調整 他には「色の設定」から色変更も出来ます。複数のエンベロープを一括で表示するときは、上下それぞれで違う色に設定すると、視覚的にわかりやすいのでおすすめです。 期間 期間は、移動平均線の期間と同じに設定しましょう。一般的には「14」に設定されることが多いです。もちろん好みに合わせて、変更が可能です。しかし、「14」よりも少ない数値に設定すると「だまし」が頻発するので注意が必要です。逆に「14」より多い数値に設定した場合には、値動きが鈍化するで設定は「14」のままでよいでしょう。 偏差 偏差は指定した期間から、どのぐらい乖離しているのかを設定できる項目になります。通貨ペアの違い、銘柄の違いや相場の状況によって偏差は異なってきます。したがって、使いはじめて間もないうちは、偏差を仮入力しておいて価格がエンベロープに接触して反発するタイミングを調整しながら設定していきましょう。エンベロープの偏差は、ずっと同じに設定しいると機能しないことが多いので、相場の状況に合わせて変更して相場の変動に対応しながら利用しましょう。 活用方法 エンベロープは、「順張り」「逆張り」両方の取引に利用できます。レンジ(ボックス)相場 → 逆張りトレンドのないレンジ(ボックス)相場、いわゆる、もみ合い相場では、エンベロープの上限と下限に接触したら「逆張り」エントリーするのが定番になります。エンベロープを抜けた場合には、トレンド発生の可能性が高いことがうかがえます。損切りのルールを守って、リスクを最小限に抑えるトレードを心がけましょう。トレンド相場 → 順張りトレンドが発生している一方向に突き進んでいく相場では、エンベロープの中央にあたる移動平均線のポイントでエントリーしましょう。そして、エンベロープの上限と下限を目安に利益確定するのが「順張り」取引の定番になります。 トレンド相場での逆張りは、リスクが高いので基本的には「逆張り」ではなく「順張り」で取引するようにしましょう。 まとめ:エンベロープ エンベロープは、移動平均線と価格の乖離(値幅)をチャートで確認しながら取引できる優れものです。移動平均線から一定以上乖離すると平均値に戻り、移動平均線の乖離内で価格が推移する規則性のもとにエントリーを判定し取引を行う手法です。相場でうまく機能した場合には、面白いように利益の積み上げが簡単にできます。しかし、必ず相場の状況に合わせて調整する必要があるので、ずっと同じ設定で行うことはリスクが高いのでやめましょう。移動平均線に関する詳しい記事は、下記のページをご覧ください。 移動平均線に関する記事 XMでエンベロープを駆使して、短期間で利益を積み上げていきましょう。