ロンドン市場は調整モードに入っており、NY原油先物が72ドル台に下落したため、欧州と米国の株式先物やアフターセッション取引も弱含みとなっています。
一方で、米国10年債券の利回りは、3.51%台から3.47%台に下落しました。明日の米国消費者物価指数の発表を控え、ポジション調整が行われているため、円とドルの両方が小幅な変動を見せています。
ドルは135円台で重さを感じ、一時的に134.72円まで下落し、ユーロは148円を一時下回り、ポンド円も一時的に169.80円まで下落しました。
また、リスクトレンドに敏感なオーストラリアドルは、ロンドン市場初期には91円台から91.10円程度まで下落しています。ユーロは1.10台前半で抑えられており、ポンドは1.26台を下回る場面もありました。ECBの役員たちは、追加の利上げが必要であると述べています。
ドルは134円台で取引され、東京の早朝に135.32レベルまで上昇した後、売り圧力によって押し下げられました。ロンドンの早朝には134.72まで下落しました。その後、取引は上下動しており、135.10円程度まで反発した後、134.80円程度まで下落しました。
ユーロは1.09台で取引され、東京の朝には1.1006に達した後、1.0990程度で取引が続いています。ロンドンの早朝には、株価の下落などのリスク回避により、一時的に1.0973まで下落しました。
ユーロ円は、東京の早朝に148.69に達した後、引き続き弱含みとなり、ロンドン市場初期には147.97まで下落しました。その後、148円台で推移しています。
ポンドは1.26レンジで取引され、東京午後からロンドン朝にかけて1.2597から1.2640の間で変動していましたが、その後は低い1.26レンジに落ち着いています。ポンド円は、東京の早朝に170.62の水準に達した後、引き続き抑制されており、ロンドン市場の初めには約169.86に低下しました。
その後は中170円台で取引されています。ユーロポンドは0.8710-20の水準から一時的に0.8696まで下落しました。この日のECBの役員の発言では、インフレ目標に戻るために追加の利上げが必要であると強調されましたが、投資家は米国の消費者物価指数の発表に慎重でありつつ、ポジションを調整しているようです。