週初めにおいて、USD/JPYペアは139円前後の取引レンジを維持

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週初めにおいて、USD/JPYペアは139円前後の取引レンジを維持しました。

明日の米国消費者物価指数の発表と、翌日の連邦公開市場委員会(FOMC)の開催に備えて、市場参加者は慎重な姿勢を示しました。朝のセッションでは、一時的に139.30円を下回る場面もありましたが、すぐに回復し、最終的に139円前後で安定しました。

一方、EUR/USDペアは1.07の範囲内で安定して推移しました。朝のセッションでは、20ポイントという狭い取引幅で方向感に欠ける展開となりました。USD/JPYペアと同様に、市場参加者は消費者物価指数データの発表とFOMCの開催を熱心に待っていました。

中国における今月の追加緩和策への懸念から、中国人民元の価値が下落しました。USD/CNYペアは直近の高値を超え、1ドルあたり71,472元に達し、11月以来の最高水準となりました。

USD/TRYペアについては、ゴールドマン・サックスが今月の会合での利上げの可能性を40%と発表しました。金融政策の正常化に伴う介入の減少への期待が高まり、朝のセッションで1ドルあたり23.65トルコリラと史上最低水準を更新しました。ただし、その後、一部の修正動きが見られました。