朝のセッションでは強い調整が見られ、その後に円安が進行

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先週の政策会議で日本銀行が長期の金融緩和を維持する意向を示したことに対する反応として、円売りトレンドが新しい取引週にも引き続き続きました。USD/JPYペアは金曜日の高値を上回り、141.97円の水準に到達しました。同様に、EUR/JPYとGBP/JPYペアもそれぞれ金曜日の高値を上回り、155.33円と182.12円に達しました。上値圏内で一定の収束も見られましたが、USD/JPYは142円付近で抵抗を受け、一時的な修正が生じました。その結果、ドルは円に対して弱含みとなり、USD/JPYペアは141.44円まで下落しました。

円の強さはクロス円ペアでも顕著であり、EUR/JPYは154.66円、GBP/JPYは181.22円に達しました。

今日は、6月ティーンズ休暇を祝って米国市場が休場しており、重要な水準を超えるほどの円売り勢力は力を失いました。特に、日経225指数は335円の大幅な下落を経験し、香港のハンセン指数も1.1%の下落を目撃し、広範なアジア株式市場の下落の中で円高が進行しました。

円主導の市場環境の中で、EUR/USDを含むドルベースの通貨ペアは限定的な動きを見せ、午前中から14ポイントのレンジ内で取引されました。

一方、豪ドル(AUD)はドルに対して売り圧力がありました。これは一部、ゴールドマン・サックスが中国の経済成長予測を下方修正したことによるもので、AUDの売りが引き起こされました。