円安発言を受けて、調整局面で円売りの圧力が続く

news-20230620

先週から続いている傾向に沿って、円は持続的な売り圧力に直面しています。午前のセッションでは、通貨は主要な142円の売り抜け水準を突破し、正確な142.20円まで達しました。特筆すべきは、鈴木財務大臣の円安発言にも関わらず、円が抵抗力を示し、重要な142円水準を維持したことです。その結果、ドルは円に対して強さを取り戻し、為替レートは142.25円まで上昇しました。経済産業大臣の西村氏も円安志向を再確認し、正午前には為替レートが141.50円の水域に下落しました。

午後のセッションでは、円の買い戻しが見られ、為替レートが回復し、再び142円の水域内に戻りました。この反発は、特にロンドン市場の活発な参加によって後押しされました。

一方、ユーロ・ドルのペアは1.09ドルの下限圏内で推移しました。ドルが強まる傾向の中で、午前には一時的に1.0911ドルに触れたものの、全体的な動きには大きな勢いがありませんでした。

ユーロ・円のペアに注目すると、ドル・円の上昇に伴い155.30円まで上昇しました。しかし、その後の円の買い圧力により、為替レートは154.60円を下回りました。ドル・円の動きと同様のパターンが見られ、午後には円売り圧力が再燃し、朝の円高の獲得分を大幅に失い、レートは155.20円付近で落ち着きました。