午前のドル円は143.29円近くで抵抗を受けたものの短期的な利益確定後、143円の上限へ

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午前の取引セッションでは、USD/JPYペアは143.29円近くで重要な抵抗を受けました。しかしながら、短期的な利益確定の後、ロンドンのトレーダーの参加により、需要が高まり、ペアは143円の上限に向かって進展しました。

同様に、米ドルに対して主に売られていた中国人民元は大幅な上昇を経験しました。中国人民銀行がドルに対する人民元の基準レートを引き上げたことがこの変動の引き金となりました。さらに、中国国有銀行によるオフショア人民元市場でのドル売り・人民元買いが報じられ、人民元の上昇に一役買いました。香港ハンセン指数の大幅な上昇もこの上昇トレンドを後押しし、リスク選好が高まり、中国の投資家を引き寄せる結果となりました。

香港ハンセン指数は2%以上の急騰を記録しました。中国本土株式の強さと相まって、リスク選好に基づくクロス円取引が活発化し、EUR/JPYペアは156.80円まで上昇しました。同様に、GBP/JPYペアも立派な182.80円に達しました。

EUR/USDペアに注目すると、午前のセッションでは1.0902付近まで上昇しました。しかし、その後わずかに調整を経て、相場は一段落し、安定期に入りました。