午後のセッションで円への需要が急増し、USD/JPYペアがほぼ1円の大幅な下落

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午後のセッションでは、円への需要が急増し、前日の終値に比べてUSD/JPYペアがほぼ1円の大幅な下落を記録しました。 海外市場で約144円を付けた後、ペアは一部回復し、144円台上位での推移となりましたが、迷いがちな取引が続きました。東京市場では、日経平均株価やアジアの株価が低調だったことから、投資家のリスク回避志向が高まりました。 

これにより、円の買い圧力が高まり、午後のセッションで144円の重要なサポートレベルを下回る展開となりました。さらに、アフターアワーズ取引での米国株価指数先物の下落が円の買い圧力を助長し、ドルが低水準で取引される143.68円まで下落しました。 

同様の下圧力がユーロ円ペアでも見られ、午後に156円を下回り、前日の終値に比べて1円以上の下落を記録し、約155.85円まで下落しました。ポンド円ペアも弱含みとなり、6月30日以来の約1週間ぶりの安値水準である182.57円付近まで下落しました。

特筆すべきは、円が主要通貨ペア全体で強さを示したことです。 ユーロドルペアは午後にはじめは弱含みとなり、6月15日以来の3週間ぶりの最低水準である約1.0834まで下落しました。しかし、後に下落から回復し、市場の圧力に対する抵抗力を示しました。